2011年03月01日のツイート
今から100年以上前の明治時代の中ごろに、世界を股にかけて大冒険をした、中村春吉という人物がいた。春吉の名が、日本中の人びとに知られるようになったのは、1903(明治36)年、32歳のときに、「世界一周無銭旅行」という快挙をなしとげたときだった。しかもそれは、自転車によるひとり旅だった。春吉は、こんな冒険旅行をなぜ思いついたのか。そして、その冒険の中身とは……。波乱万丈、痛快無比の春吉の半生と大冒険を、取材と資料を駆使して描いた楽しく、胸おどる物語。1年3か月ぶりに横浜の港に帰りついた春吉は、海の風にふかれながら、小さくつぶやいた。「これから日本は、どんな国になるんだろう。国が栄えていくとは、どういうことなんだ……。100年後、世界の国ぐには、たがいに仲よくしているだろうか……」春吉が旅を終えた翌年、世界の国ぐにを巻き込んで、日本とロシアとの間で、日露戦争が始まった。
論理思考の積み重ねが最強の武器となる 有名トピックから難問・奇問まで 徹底的にあなたの脳をゆさぶり強化する最良のテキスト! シンプソンのパラドクス/EPRパラドクス/シュレーディンガーの猫/量子自殺/ガリレオのパラドクス/ブラリ・フォルティのパラドクス/ラッセルのパラドクス/オムファロス仮説/クオリアの点滅/有性生殖のパラドクス/売春のパラドクス/エディプス・コンプレックス/最後通牒ゲーム/水の記憶/良きサマリア人のジレンマ...
東大阪に本社を置き、従業員数50名弱の中小企業ながら、圧倒的な技術力で国内外のマスメディアから注目される「ハードロック工業」。ネジ一筋45年の若林社長が、これまでの歩みや経営哲学、同社の取り組みなどを大いに語る!中小企業に勇気を与える一冊。
人類の危機がさまざまな局面で顕在化した一九六〇年代.その時,動き始めた学生運動・市民運動に関わってきた,吉川勇一・原田正純・最首悟・山口幸夫.彼らを講師に迎え,同時代をともに過ごした彼らにとって忘れがたき人物を取り上げつつ,その体験を生々しく語った連続講義の記録.編者による序論と関連年表を付す.
厳しかったり、ユーモラスだったり。広大無辺な禅の世界を少しだけ。 禅画とは、禅の世界のきらめくような悟りの一瞬(禅機)を描いたもの。一見するだけではその意味を読み取ることはできませんが、そこには悟りを開くための課題となる禅語を表わしたものをはじめ、深い禅の真髄が秘められています。本書は、代表的な禅画のテーマをとりあげ、そこ描かれた禅僧の逸話や思想を初心者にもわかりやすく平易なことばで説明し、禅画の面白さを伝えます。
キューバの9年生(中学3年生)のためのキューバ史の教科書であり、原始共同体時代から1970年代までを扱う。キューバ革命のみを重視することのない通史であり、キューバ人が自国の歴史をどのようにとらえているのかを知ることができる貴重な1冊。
老中松平定信が自ら陣頭指揮して、隠密たちに集めさせた情報報告書「よしの冊子」。当時の生の情報をもとに役人達の生態を明らかにする!面白くてためになる、江戸時代のお役人事情。