2011年03月05日のツイート
戦争によって、何が失われたかを、今一度、考えよう! 「戦争」を生き抜いた画家は、今度は“戦争体験”と戦わねばならなかった。戦争の激浪に拉致された画学生・画家たちは、沈黙を強いられることとなった。青春の夢・希望を無残に断ち切られたことでは、両者は同じ、犠牲者だった。描きたい、描き続けたい志を真直ぐに果たせなかった彼らの無念の叫びを、風化させてはならない!
平安王朝の多彩な「襲の色目」(かさねのいろめ) を『源氏物語』五十四帖に沿って再現。光源氏の愛した色と装束。女人たちの美妙な衣裳がいま甦る。 『源氏物語』五十四帖を丹念に読みつつ、その「平安博物誌」と称賛される記述のなかから、色と衣裳に関する部分を引き寄せて、日本の染色界の第一人者、吉岡幸雄氏が往事の染色法そのままに再現した、夢を見るような色彩辞典。「正統なる異端」とよばれ、日本の伝統色を草樹花実から汲み出している斯界の第一人者、吉岡幸雄が半生をかけて挑んだ偉業が、いまここに結実した。(2008年に開催された「吉岡幸雄の仕事展」)
◆短歌日記2007 記憶とは伝えておきたい願い ◆天上のこども来たりて散る如く紙いっぱいに押す認印 日々起こるエピソード、交わした会話、揺れ動く気持ち、眠るまでずっと考えていたこと。強くこころを支配していたものも、いつのまにか記憶から消えていく。何かを考える、ということは、現在のことを考え、過去を思い出し、末来を夢想するということ。丘の上の建物の十階に住み、毎日上り下りしながら季節を肌で感じていた一年。(あとがきより)