2011-02-05 気になる本 02/04 2011/02新刊 フィデル・カストロ みずから語る革命家人生 岩波書店 イグナシオ・ラモネ著 伊高浩昭訳 アメリカの喉元に社会主義国家キューバを建設し、事あるごとにアメリカ的正義と対立し、蛇蝎のごとく忌み嫌われた男―フィデル・カストロ。本書は、フィデル・カストロが語る自らの人生を上下2部の大冊にまとめた書。 本人の語りによる自伝なので、信頼性については疑問に思うところもあるだろうし、必要以上に脚色された所もあるだろうが、日本でも若い人に人気のある盟友ゲバラとのエピソードや、キューバ危機の際の真相などを読んでみたい。 その他、気になる本 ・見えない世界を科学する 科学が解き明かす人類究極の謎 彩流社 岸根卓郎著 ・錯覚の科学 あなたの脳が大ウソをつく 文藝春秋 クリストファー・チャブリス/ダニエル・シモンズ著 木村博江訳 サイエンス系の2冊。「見えない…」は何故生きるのか、死ぬとどうなるのかという人類永遠の疑問に東洋思想と科学の最先端知識(量子論や形態共鳴論)を駆使して挑む。「錯覚の科学」は人の認知行動のメカニズムとその陥穽を徹底的な科学実験で検証する。サブリミナル効果、モーツァルト効果はインチキ?