予告を見て気になった映画 2月第2週

太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-

 第二次大戦中にサイパン島で47人の部下を率いて、人数でも武力でも圧倒的なアメリカ軍と戦い、フォックスと恐れられた実在の人物、大場栄大尉の実話の映画化。平山秀幸と戦争ものはちょっと繋がりにくいが、骨太の人間ドラマになってそうだ。
 このジャンルの作品では、クリント・イーストウッドの「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」という高い評価を受けた2部作があるが、平山秀幸がその評価に並ぶ事ができるかも注目。

監督:平山秀幸
脚本:西岡琢也、グレゴリー・マルケット、チェリン・グラック
音楽:加古隆
出演:竹野内豊ショーン・マッゴーワン井上真央、、山田孝之中嶋朋子

モスリン橋の、袂に潜む

 羽野暢の長編第一作。雨季と乾季しかない架空の国。失踪した先輩カメラマンを探して政府公認の遊郭島「カンテラ島」に上陸した主人公は島の不思議な娼婦「白亜」と出会う。その頃、モスリン橋のたもとでは遊郭の客が水死体で次々と発見される事件が起こっていた…
 耽美的ミステリーというだけあって、ストーリーも謎めいているし、予告編の映像も凝ってて面白そう。しかし、凝っている分、予告編の方が面白かったという事になりそうな気もしないでもない。

監督、脚本:羽野暢
出演:栗田正寛、木本順子