予告を見て気になった映画 2月第4週
英国王のスピーチ
何だかどこにでもありそうなコンプレックス克服ものに見えるが、王様を題材にしてしまうところがさすがイギリスというべきか。観終わった後で元気がでそうな映画。
スピーチができない男が、国王になった―。
吃音に悩む英国王ジョージ6世が自らを克服し、国民に愛される本当の王になるまでを描いた感動の実話。監督:トム・フーパー
脚本:デヴィッド・サイドラー
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:コリン・ファース(ジョージ6世)、ジェフリー・ラッシュ(スピーチ矯正の専門家ライオネル)、ヘレナ・ボナム=カーター(王の妻エリザベス)、ガイ・ピアース(エドワード8世)、ティモシー・スポール(チャーチル)
死にゆく妻との旅路
借金から逃げるため末期がんの妻と日本各地をさまよい、保護責任者遺棄致死の罪状で逮捕された男の272日、6000kmの真実の記録。予告編を見て、三浦友和はいい年の取り方をしているなという印象を受けた。生きることに翻弄される深みのあるダメ男っぷりが堪能できそう。四季折々の日本各地の風景も美しい。
アンチクライスト
予告編を見て映像が随分凝ってるなぁと思ったが、ラース・フォン・トリアーと知って納得。と同時に決して観終わった後に、清々しい気持ちになることはないだろうなと想像(笑)シャルロット・ゲンズブールがカンヌ映画祭、デンマーク映画批評家協会賞で主演女優賞を獲得、ウィレム・デフォーもデンマーク映画批評家協会賞の主演男優賞を受賞とあるが、それも受賞にふさわしいきっとドロドロした重い演技なんだろうなとマイナスに働くから不思議(笑)
子供を失くした夫婦の悲しみと苦悩を、美しく、かつ残酷に描いたエロティック・サイコ・スリラー
映画はプロローグ、悲嘆、苦痛、絶望、3人の乞食、エピローグの6章から構成される。
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:シャルロット・ゲンズブール、ウィレム・デフォー、ストルム・アヘシェ・サルストロ